はじめに
「初期費用0円!」「入居費用キャッシュバック!」といった広告を目にしたことはないだろうか?
そして、そのたびに「どうせオプションとかつけられて、結局0円じゃないだろ」と思ったことはないだろうか?
それは大きな間違いだ。実はちゃんと業者を選べば、オプションもなく ガチで0円で引越し可能 なのである。この記事では、初期費用ゼロを実現する仕組みや方法を解説する。
初期ゼロを実現するのに不可欠な要素
「初期費用ゼロ」は魔法のように実現するものではなく、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃といった費用を一つずつ削減していく工夫の積み重ねによって成り立っているのだ。ここでは、ゼロ円を可能にするために欠かせない要素を解説する。
敷金・礼金ゼロ物件を選ぶ
もっとも基本的なのが「敷金・礼金ゼロ」の物件である。特に単身向けやキャンペーン物件に多く見られ、まとまった初期負担を一気に軽くできるのだ。
ちなみに、敷金とは退去時の原状回復費用や未払賃料に充当され、残額が返還される保証金である。礼金とは貸主への謝礼であり、返還されない一時金である。いずれも入居時にまとまった金額を要するため、初期費用を押し上げる主要因となっているのだ。
仲介手数料無料の不動産会社を利用
通常、仲介手数料は賃料の1ヶ月+税金を限度に「貸主と借主がそれぞれの仲介業者に支払う」仕組みである。つまり双方の立場で仲介が入るため、借主側も負担を強いられるのが一般的だ。
しかし、貸主が広告料(通常AD)という名目で借主の分まで負担してくれる物件を選べば、借主の仲介手数料はゼロにできる。
しかもこのAD。仲介手数料とは別物であるため、限度額がない。したがって賃料の1.1ヶ月+税以上に支払っても問題ないのだ。「キャッシュバック」が可能な理由はここにある。
不透明なオプションを追加されることもなく、本当に費用ゼロで契約できるのである。
フリーレント付き物件を狙う
フリーレントとは「賃料1ヶ月が無料」になる制度である。通常、契約時には翌月分の前家賃を支払う必要があるが、この制度を利用すればその負担を避けられる。初期費用の中でも大きな割合を占める前家賃をゼロにできるため、費用削減の効果は非常に大きい。
信販系保証会社で審査を通す
信販系保証会社を利用する最大の理由は、契約時に発生する「初回保証料」を安く抑えることにある。一般的な保証会社では家賃の50%前後が相場であるが、信販系であればそれより低い料率で設定されているケースが多く、初期費用を軽減する効果が大きい。
さらに大きな利点は、家賃の支払いをクレジットカード経由にできる点である。毎月の支払いに応じてポイントが付与されるため、実質的に家賃を割り引いているのと同じ効果を得られる。
▼ エポスカードを例にした試算
- 家賃:120,000円 × 24ヶ月 = 2,880,000円
- 還元率:0.5%
- 獲得ポイント:2,880,000円 × 0.5% = 14,400ポイント(14,400円相当)
つまり、家賃12万円の物件に2年間住むだけで、約1.4万円分の実質割引 を得られる計算になる。
引越し費用も削減する
初期費用をゼロにしても「引越し代」がかかる。ここで活用すべきなのが引越し一括見積りサービスである。複数業者を同時に比較でき、数万円単位の節約が可能だ。
また、新生活で家具や家電を揃えると数十万円の出費になることもある。家具レンタルサービスを使えば、月額数千円から始められ、初期費用ゼロで暮らしをスタートできる。
まとめ
- 敷金・礼金ゼロ、仲介手数料無料、フリーレントを組み合わせれば初期費用ゼロは現実的に可能である。
- 信販系保証会社を通せば、保証料を抑えるだけでなくクレジットカード支払いによるポイント還元も受けられる。
- 引越し一括見積りや家具レンタルを合わせれば、住み替えにかかる負担を最小限にできる。
初期費用ゼロを実現したいなら、今すぐ行動することが何よりの近道である。
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